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ManageAIの機能一覧|可視化・アラート・エクスポート・用途分類

ManageAIの機能を、収集・可視化・組織マッピング・アラート・エクスポート・認証とセキュリティ・用途分類(提供予定)の7つに分けて一覧化。各機能で何ができて何ができないかを、プロバイダごとの粒度の違いや実費と概算の区別を含めて整理します。

ManageAI の機能は、**収集・可視化・組織マッピング・アラート・エクスポート・認証とセキュリティ・用途分類(提供予定)**の 7 つに整理できます。この記事では、それぞれで何ができて何ができないかを一覧にします。サービス全体の説明は「ManageAI(マネージエーアイ)とは」を参照してください。

機能の全体像

領域できること補足
収集5 プロバイダの利用量と費用を 15 分周期で自動取得通信経路に介在しないプル型。読み取り専用キーのみ
可視化全社・部署・利用者・API キー・プロジェクト別のダッシュボード期間・粒度・通貨の切替。実費と概算を区別
組織マッピング部署階層・メンバー・プロジェクト・キー割当の管理CSV 一括取込。新しいキーは自動登録
アラート日次上限・月次予算消化率・急増検知の 3 種Slack・メール通知。クールダウン・正検知記録
エクスポート各画面の集計を CSV 出力表示中のフィルタを引き継ぐ。Excel 対応
認証・セキュリティ招待制・TOTP・ロール・監査ログテナント分離、認証情報の暗号化
用途分類提供予定(特許出願中)原文を外に出さず用途別の統計を可視化

1. 収集

対応プロバイダ

OpenAI・Azure OpenAI・Claude(Anthropic)・AWS Bedrock・Google Vertex AI の 5 つに対応し、いずれも実環境で検証済みです。いずれも読み取り専用の認証情報を登録するだけで、15 分周期の収集が始まります。

収集の周期と反映

  • 利用量: 15 分周期で取得。画面への反映は最大 30 分程度
  • 実費: 毎時取得。プロバイダ側の反映遅れ(OpenAI は数時間、Azure は 24〜48 時間、Claude は約 1 日、Bedrock は約 1 日)は自動で追随
  • 日次確定: 直近 3 日分を再取得して速報値を補正し、確定値として印を付ける
  • 過去データ: 導入時に取得できた範囲で遡って取り込む

組織メタデータの同期

プロバイダに登録済みのキー名・所有者・プロジェクト名を日次で同期します。手動で設定した対応付けは上書きしません。

粒度の違いは「ManageAI の対応プロバイダ|5社の粒度の違い」を参照してください。

2. 可視化

画面

画面内容
全社サマリー期間コスト(実費・概算)、トークン消費、リクエスト数、今月の実費、月間予算消化率、登録 API キー数(未割当数)、日次確定日、コスト推移、部署別内訳、上位利用者
部署別部署別のコスト推移と内訳。部署詳細では配下部署・所属ユーザー・API キーの内訳にドリルダウン
ユーザー別ユーザー別のコスト推移と内訳。詳細ではモデル別・キー別の内訳
API キー別キー一覧(割当状況付き)と、キー単位の推移・内訳
プロジェクト別プロジェクト別の推移と、実費・概算の 2 枚のカード

共通の操作

  • 期間: 今日/7 日/30 日/今月/先月/期間指定
  • 粒度: 日/週/月
  • 通貨: 円/ドル
  • すべてのグラフに内訳テーブルを併設
  • データ鮮度(最終取得日時・確定済みの最終日)を常時表示
  • 未割当のキーがあるときは粒度限界バナーで明示

画面の見方は「ManageAI のダッシュボード画面の見方」で解説しています。

実費と概算

全社・プロジェクト単位はプロバイダの請求系 API 由来の実費、部署・利用者・キー単位はトークン数 × 単価の概算です。両者を常に区別して表示します。詳細は「ManageAI が「実費」と「概算」を分ける理由」を参照してください。

3. 組織マッピング

タブ内容
部署登録・編集・削除。親部署の指定による階層
メンバー招待、ロール(管理者/閲覧者)と部署の変更、無効化
プロジェクト登録と部署への関連付け
API キー割当収集で見つかったキー(疑似キーを含む)を利用者・部署・プロジェクトへ対応付け
CSV 一括取込部署/ユーザー/キー割当の 3 種の CSV を取り込み、作成・更新・エラー件数を表示

収集で新たに発見されたキーは自動で登録され、対応付けが無い間は「未割当」として集計されます。詳細は「ManageAI の組織マッピング」を参照してください。

4. アラート

種別判定主な設定項目
日次コスト上限当日の概算コストが閾値を超えたら発報閾値金額、通貨
月次予算消化率当月の消化率が節目(50/80/100%)に到達したら発報月間予算、通貨、発報する節目
急増検知直近 1 時間のトークンが過去 7 日同時間帯平均の N 倍以上で発報倍率、下限トークン数
  • スコープ: 全社・部署・ユーザー・API キー
  • 通知: Slack(Incoming Webhook)とメール。宛先は管理者全員・対象本人・追加アドレスから選択
  • 評価: 収集完了をトリガーに準リアルタイム(遅延最大 30 分程度)
  • 重複抑止: 同一期間は 1 回、クールダウン(既定 24 時間)。月次予算の節目のエスカレーション(80% → 100%)は妨げない
  • 発報履歴: 発報日時・観測値/閾値・通知結果(Slack/メール)を表示。管理者が正検知/過検知を記録できる

詳細は「ManageAI の3種のアラート」と「ManageAI の Slack 通知設定」を参照してください。

5. エクスポート

各画面の「CSV エクスポート」ボタンで、表示中の期間・粒度・通貨を引き継いだ CSV を出力します。次元は全社/部署/ユーザー/API キー/プロジェクト/モデル、形式は内訳(構成比付き)と時系列の 2 種。BOM 付き UTF-8・日本語ヘッダーで、Excel でそのまま開けます。詳細は「ManageAI の CSV エクスポート」を参照してください。

円/ドルの切替と換算レートについては「ManageAI の円/ドル切替と換算レート」にまとめています。

6. 認証・セキュリティ

項目内容
アカウント招待制。自己登録は無効。管理者がメールアドレスで招待
認証メールアドレス + パスワード。TOTP(Google Authenticator 等)による多要素認証に対応
ロール管理者(設定変更可)/閲覧者(参照のみ)。画面・サーバー処理・データベースの三層で確認
監査ログ認証情報の登録・組織設定の変更・メンバー招待などの操作を記録。利用者による改ざん・削除は不可
テナント分離PostgreSQL の行レベルセキュリティで、データベース自身が他社データへのアクセスを拒否
認証情報の保護AES-256-GCM のエンベロープ暗号化。復号は収集処理の実行時のみ。画面は末尾 4 桁のみ表示
データの所在地AWS 東京リージョン。データベースはプライベートネットワークに配置

詳細は「セキュリティ」を参照してください。

7. 用途分類(提供予定)

プロンプト原文を貴社環境の外に一切出さずに、用途別の利用状況を統計として可視化する機能を提供予定です(特許出願中)。現在の中心価値は「誰が・どの部署が・いくら」の可視化です。

ロール別にできること

操作管理者閲覧者
ダッシュボードの閲覧(全画面)
CSV エクスポート
アラートルールの作成・編集不可(発報履歴の閲覧は可)
正検知・過検知の記録不可
組織マッピング(部署・メンバー・キー割当・CSV 取込)不可
テナント設定(プロバイダ接続・Slack・監査ログ)不可
メンバーの招待・無効化不可

権限は画面・サーバー処理・データベースの三層で確認するため、画面上の操作を迂回しても閲覧者が設定を変更することはできません。

テナント設定でできること

カード内容
プロバイダ接続5 経路の認証情報を登録。画面には末尾 4 桁のみ表示。状態(有効/エラー)と最終成功・最終エラーの日時を表示
通知設定Slack Incoming Webhook URL の既定値
セキュリティ二要素認証(TOTP)の有効化。Google Authenticator 等の認証アプリに対応
監査ログ直近の操作履歴(誰が・いつ・何を)。利用者による改ざん・削除は不可

接続の「エラー」状態と最終エラー日時は、認証情報の失効や権限不足に気づくための表示です。エラーが続いている接続は、その期間の利用量が欠けるため、月次レビューで確認します。

収集の詳細——速報値と確定値

処理周期内容
利用量の取得15 分直近の利用量を速報値として反映
実費の取得1 時間請求系 API から日次実費を取得
日次確定1 日 1 回直近 3 日分を再取得して速報値を補正し、確定済みの印を付ける
メタデータ同期1 日 1 回キー名・所有者・プロジェクト名を同期。手動設定は上書きしない

画面の「○日まで日次確定済み」より後の日付は速報値です。月次の締めは確定後に行ってください。単価未登録のモデルは費用に計上されず、単価マスタへの追加後に日次補正で再計算されます。

モバイル対応

スマートフォン・タブレットでも操作できます。メニューはドロワー表示になり、テーブルは横スクロール、グラフは画面幅に合わせて描画されます。外出先でアラートの通知を受け、そのまま内訳を確認する用途を想定しています。

できないこと(正直な開示)

できないこと理由・代替
利用の遮断・レート制限通信経路に介在しない設計のため。統制はアラートと運用で行う
Azure・Bedrock・Vertex AI での利用者個人の内訳プロバイダの管理 API がデプロイメント/モデル単位まで。アカウント・プロジェクトの分離で部署単位は可
サブスクリプション(ChatGPT Team 等)の費用API キーを経由しないため利用量を取得できない
利用者・キー単位の実費請求系 API がプロジェクト単位まで。概算で代替し、区別して表示
SSO(SAML/OIDC)、IP アドレス制限未対応。将来対応を検討

よくある質問

Q. 導入に必要な作業は何ですか? 各プロバイダで読み取り専用の認証情報を発行し、テナント設定に登録するだけです。システム改修・エージェント設置・ネットワーク変更はありません。

Q. 遮断やレート制限はできますか? できません。通信経路に介在しない設計のため、統制はアラートと運用で行います。

Q. 部門長に自部署の数字だけを見せられますか? 閲覧者ロールで招待すると、ダッシュボード全体を閲覧できます。部署ごとに閲覧範囲を絞る機能は現時点ではありません。

Q. 収集が止まったら分かりますか? テナント設定のプロバイダ接続に状態(有効/エラー)と最終エラー日時が表示されます。画面下部のデータ最終取得日時でも確認できます。

まとめ

  • 機能は収集・可視化・組織マッピング・アラート・エクスポート・認証とセキュリティ・用途分類(提供予定)の 7 領域
  • 収集は 5 プロバイダ横断・15 分周期・プル型。可視化は 5 画面 + 期間/粒度/通貨の切替。実費と概算を区別
  • アラートは 3 種 × 4 スコープ、Slack とメール通知、正検知記録つき
  • できないこと(遮断、一部経路の個人内訳、サブスク費用)も先に開示している

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この記事を書いた人

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師田 賢人

Kento Morota

Harmonic Society株式会社 Founder|設計・開発

一橋大学卒業後、アクセンチュアで大手企業の業務改革・システム導入に従事。200社以上の経営者を取材した編集者を経て、AIを活用したWeb開発・DX支援を展開。ManageAIの設計・開発を担当。

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